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はじめに
転職活動で最初に突破しなければならない関門が書類選考です。採用担当者は1枚の職務経歴書を平均30秒〜1分で判断するといわれています。
「頑張って書いたのに書類で落ちてしまう」——その原因の多くは、書き方の問題です。この記事では、採用担当者の視点から「会いたい」と思わせる職務経歴書の書き方を、例文とテンプレートを交えて解説します。
1. 職務経歴書の基本構成を理解する
1.1 必ず含める5つの項目
職務経歴書に決まった形式はありませんが、採用担当者が知りたい情報は共通しています。
- 職務要約:3〜5行で経歴全体の概要を伝える
- 職務経歴:会社名・期間・担当業務・実績を時系列で記載
- 活かせるスキル:保有スキル・ツール・資格をまとめる
- 自己PR:応募企業への貢献イメージを伝える
- 希望条件(任意):あれば簡潔に
1.2 編年体式 vs 逆編年体式
| 形式 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 編年体式(古い順) | 成長の流れが見える | 経歴に一貫性がある人 |
| 逆編年体式(新しい順) | 直近の経験が目立つ | 直近の経験が最も強い人 |
転職回数が多い場合は逆編年体式が読みやすくなります。
1.3 A4・1〜2枚が基本
職務経歴書はA4サイズで1〜2枚にまとめるのが基本です。内容が多くなりがちですが、3枚以上になると読まれにくくなります。
2. 採用担当者に刺さる「職務要約」の書き方
2.1 職務要約の役割
職務要約は「この人がどんな経験をしてきたか」を一瞬で伝える部分です。ここが刺さらないと、残りを読んでもらえないこともあります。
2.2 職務要約の例文
NG例:
新卒からメーカーで営業として5年間働いてきました。その後IT企業に転職し、現在に至ります。
OK例:
新卒から5年間、製造業向け設備の法人営業に従事。担当顧客50社のうち30社でシェアを拡大し、3年連続で社内表彰を受賞。その後、SaaS系ITベンチャーに転職し、インサイドセールスチームの立ち上げをリード。月間新規商談数を就任6ヶ月で2倍に改善しました。
ポイント:
- 数字を使う(期間・件数・達成率・金額)
- 何をしてきたかと、どんな成果を出したかをセットで書く
- 応募する職種に関連する経験を前に出す
3. 職務経歴の詳細の書き方
3.1 STAR法を使って実績を書く
実績は「状況→課題→行動→結果」の流れで書くと読みやすくなります。
- Situation(状況):どんな環境・チームだったか
- Task(課題):何が問題・目標だったか
- Action(行動):自分は何をしたか
- Result(結果):数値で示せる成果は何か
例:
担当エリアの売上が前年比85%に落ち込む中(Situation)、顧客離れ防止が緊急課題となりました(Task)。既存顧客50社を直接訪問し、不満点をヒアリング。サービス内容の改定を提案・社内調整しました(Action)。その結果、6ヶ月で売上を前年比110%まで回復させました(Result)。
3.2 数字がない場合の対処法
「数字で示せる実績がない」という方は、以下の形で書きましょう。
- 頻度・規模:「週3回のミーティングをファシリテート」「30名規模のチームを管理」
- 改善の方向性:「工数を削減」「問い合わせ対応件数が増加」
- 評価:「上司から〇〇を評価された」「社内アンケートで高評価を得た」
3.3 担当業務は箇条書きで整理する
長い文章より、箇条書きの方が読みやすくなります。
- 新規顧客への提案・クロージング(月5〜10件)
- 既存顧客の定期訪問・関係維持(担当50社)
- 見積作成・契約書類の作成・社内調整
- 営業会議での報告・数値管理
4. スキル・資格欄の書き方
4.1 応募職種に関係するスキルを前に出す
スキル欄はすべて羅列するのではなく、応募職種に関連するものを上位に持ってきます。
営業職に応募する場合の例:
- 法人営業経験 7年(製造業・IT業界)
- Salesforce 操作(日常的に使用)
- Excel(VLOOKUP・ピボットテーブル)
- 普通自動車第一種免許
4.2 語学スキルは正直に書く
TOEIC700点以上であれば記載価値があります。それ以下の場合は「日常会話レベル」「読み書き可能」のように正直に表記しましょう。過大表現は面接で指摘された際に印象が悪くなります。
5. 職務経歴書のNGポイント5選
5.1 主語が「会社・チーム」になっている
「チームで〇〇を達成しました」ではなく「私は〇〇を担当し、〇〇を達成しました」のように自分の役割を明確にしましょう。
5.2 ネガティブな退職理由が書かれている
「上司との関係が悪化したため退職」のような表現はNGです。職務経歴書には退職理由を書かなくてよく、書く場合はポジティブな言い換えをします。
5.3 誤字・脱字がある
誤字・脱字は「丁寧さがない」と判断されます。提出前に必ず2回以上見直し、可能であれば他の人にも確認してもらいましょう。
5.4 フォントや書式がバラバラ
Wordで作成する際、見出しのフォントサイズ・太字の使い方を統一しましょう。読みにくい書類は内容が良くても印象が悪くなります。
5.5 全応募先に同じ書類を使い回す
職務経歴書は応募先に合わせてカスタマイズするのが理想です。特に「自己PR」の部分は、応募企業が求める人物像に合わせて書き直しましょう。
まとめ:職務経歴書は「準備」が9割
書類選考を突破する職務経歴書は、テクニックよりも「自分の経歴を正確に整理する準備」が大切です。自分では気づかない強みや書き方の改善点は、第三者に見てもらうことで見えてきます。
ワイテルでは、キャリアアドバイザーが職務経歴書の添削を無料で行っています。「書き方が分からない」「書いたけど自信がない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
よくある質問
職務経歴書は何枚くらいにまとめるのが良い?
A4サイズで1〜2枚にまとめるのが基本です。内容が多くなりがちですが、3枚以上になると読まれにくくなるため注意が必要です。採用担当者は1枚を平均30秒〜1分で判断するといわれているので、情報を絞って読みやすく整理することが大切です。
実績に書ける数字がない場合はどう書けばいい?
数字がなくても、頻度や規模で表す方法があります。「週3回のミーティングをファシリテート」「30名規模のチームを管理」のように書けます。ほかにも「工数を削減」といった改善の方向性や、「上司から評価された」「社内アンケートで高評価を得た」という評価を示す形でも実績を伝えられます。
職務要約で採用担当者に刺さる書き方は?
数字(期間・件数・達成率・金額)を使い、何をしてきたかとどんな成果を出したかをセットで書くのがポイントです。また、応募する職種に関連する経験を前に出しましょう。職務要約は経験を一瞬で伝える部分で、ここが刺さらないと残りを読んでもらえないこともあります。
職務経歴書でやりがちなNGポイントは?
主語が「会社・チーム」になっている、ネガティブな退職理由を書いている、誤字・脱字がある、フォントや書式がバラバラ、全応募先に同じ書類を使い回す、の5つが代表的なNGです。特に自己PRは応募企業が求める人物像に合わせてカスタマイズすることが理想とされています。
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